お子さまの近視治療
近年、タブレット学習やスマートフォンの普及、屋外活動の減少により、子どもの近視は急速に増えています。 「毎年視力が下がっている」「黒板の文字が見づらいと言うようになった」そんなお悩みをかかえる保護者の方も少なくありません。
そのため近視を眼鏡やコンタクトで見えるようにするだけではなく「近視を進ませない」ことが大切です。子どもの近視は眼球が楕円に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことが主な原因です。眼軸が伸びるとただ「ピントが合わない」だけでなく、将来的に網膜剥離・緑内障などの眼の病気にかかるリスクを上昇させることが最近の研究で分かってきました。そのため、小児期からの近視抑制治療を行うことが大切です。
お子さまの近視進行を抑制する点眼
「リジュセアミニ点眼薬0.025%」
参天製薬とシンガポールの国立眼科・視覚研究所(SERI)が共同開発し、2024年12月に厚生労働省より製造販売が承認された新しい点眼薬です。国内製造・防腐剤不使用・個包装タイプのため衛生的で管理しやすくお子さまにも安心・安全に使いやすい設計となっています。1日1回就寝前に点眼することで、現在の近視の進みを抑制する治療法です。


費用と選定療養制度について
当院ではリジュセアミニ®点眼液0.025%を使用し、お子さまの近視進行抑制治療を行っております。2026年6月1日よりリジュセアミニ®による近視抑制治療の「選定療養」が開始されました。
これに伴い、当院では患者さまのご希望や近視の進行具合や程度に合わせて治療方針を医師と相談のうえ、ご選択いただけるようになりました。
近視抑制治療にかかる「点眼薬の費用」は自己負担(保険外)となりますが、
「検査・診察」については健康保険が適用される制度です。
当院で選択できる2つの治療方法・料金
お子さまの近視進行を抑制する眼鏡
「MiYOSMART:ミヨスマート」
MiYOSMARTは、HOYAが開発した近視進行抑制を目的とした眼鏡レンズで、日本では2026年6月1日より販売が開始になりました。
MiYOSMARTは「よく見える」ことに加えて、お子さまの近視進行を抑えることを目的に開発されたレンズです。通常の単焦点眼鏡では見え方の矯正はできますが、近視進行を抑える効果はほとんどありませんが、MiYOSMARTレンズの見た目は一般的な眼鏡とほとんど変わらず、近視の進行を抑えるための特殊な構造(DIMS)が組み込まれています。
近視については様々な研究が世界中で行われており、近視は眼球の長さ(眼軸)が伸びることで進行します。網膜の周辺部に遠視性のデフォーカス(焦点が網膜より後ろ)があたり続けることで、眼軸が伸びる要因のひとつとなります。
MiYOSMART レンズの構造と特徴
MiYOSMARTは「DIMS」と呼ばれる独自のレンズ設計を採用した近視抑制レンズです。レンズの中心部と周辺部で異なる役割をもたせることで、「しっかり見えること」と「近視の進行を抑えること」を両立させています。
DIMSレンズ構造と効果について
近視のしくみ
近視は、遠くのものを見たときに、網膜の手前にピント(焦点)があっている状態です。
近視の度合いが強いほど、遠くのものがはっきり見えません。
詳しくはクリニックまでお問い合わせください